生後約1ヶ月まで(生後28日未満)の赤ちゃんを新生児と呼びます。
お腹の中にいた時は胎盤を通して酸素や栄養をもらっていましたが、出産後は自分の肺で呼吸をし、おっぱいやミルクを飲むことで栄養を取り込むようになります。
このように環境に順応しながらたくましく成長していきますが、体の機能や運動神経などはまだまだ未熟。
子育てを始めるに当たって、そんな新生児の赤ちゃんの体について知って子育てに役立てちゃいましょう♪
目の見え方は?
光はお腹の中にいる時から感じているそうですが、視力は0.01~0.05くらいで30㎝先がぼんやり見える程度です。
赤や黒、しましま模様などはっきりしたものが認識しやすく、あやす時はママの顔が焦点の合う30㎝の距離にあるのがベスト!!
ちなみにおっぱいをあげる時のママと赤ちゃんの顔の距離感がそれにあたるそうで、より早くママの顔を認識してくれるようになるのですね(๑>◡<๑)
耳の聞こえ方は?
妊娠20週ごろからママやパパの声が聞こえるようになる赤ちゃん!お腹の中にいる時からモーツアルトの曲(クラッシック)を聞かせると良いといいますよね(∗ˊᵕ`∗)
赤ちゃんの耳は英語のLとRの音を聞き分けるなど、大人より優れた聴覚をもっています。なので、赤ちゃんの頃から英語を聞き流しすると、英語を聞き取れる耳になるそうです。
また、新生児の頃は大きな音にビクッとして万歳をするように両手を広げる原始反射のひとつモロー反射もみられます。
パパの大きなくしゃみに驚いて良くこの行動をとっていました。おかげで、問題なくきちんと聞こえているなぁ~と確認できましたが(笑)
「体温と触覚」について
赤ちゃんの体温は新陳代謝が活発なため37℃前後と少し高めです。
ただし、体温調節機能が未熟なため、部屋の温度に左右されやすく、夏は高め、冬は低めになりやすいそうです。
そんな赤ちゃんですが、暑い・寒いといった温度変化や痛さ痒さも感じられます。
「味覚と嗅覚」について
口に触れたものを吸う原始反射により、おっぱいやミルクを飲むことが出来る赤ちゃん!
産後3~5日までに出る初乳は免疫物質を豊富に含んでいるため飲ませてあげると良いです。
また、新生児の味覚は甘みと苦みの区別がつき、母乳やミルクなどの甘いものが好きで、苦いものは体に害のあるものと判別しちゃって受け付けません。
同じく嗅覚も生後すぐから発達し、おっぱいの匂いを嗅ぎ分けることが出来ます。逆に好ましくない匂いには顔をしかめたりすることもあり、体に害のあるものを判断する能力を持ち備えています。
「鼻とお肌」について
新生児期に鼻の上に白いぶつぶつが出来ている赤ちゃんがいますが、これは皮脂が薄くて皮脂腺が透けて見えるためです。
生後1ヶ月半ごろには落ち着いてきます。
また、新陳代謝が良いため皮脂の分泌が多いので毎日しっかり石鹸で洗ってあげましょう。
顔も新生児ニキビになりやすいので石鹸で洗うことをおすすめします。
沐浴後は保湿をしてあげるといいでしょう。
また、新生児は産毛が濃く、耳や背中に目立って生えていることがありますが、2~3ヶ月できれいになります。
「へその緒と蒙古斑」について
生まれてすぐはへその緒が付いたままで、おへそがジュクジュクしていため沐浴後は消毒をしてあげます。生後5~10日で乾燥し、自然に取れます。
またおしりには蒙古斑といって青いあざがみられますが、成長とともに薄くなり自然と消えます。また、異所性蒙古斑といって、背中や手足など、おしり以外の部分に現れる蒙古斑もあります。普通の蒙古斑よりもやや消えにくい傾向があるそうです。
「あたま」について
生まれたての赤ちゃんの頭は、産道を通れるよう骨と骨の間に隙間があり、柔らかくペコペコ凹みます。隙間は1歳半ごろまでに自然に閉じていきます。
よく言われるのは、新生児期の赤ちゃんはまだ寝返りもうてません。
気に入った向きがあり、同じ方向ばかり向いて寝ていると頭の形がいびつになりやいので気を付けたいポイントです!
「手や足」について
爪は生まれた時から生えていているのですが、鋭いのですぐに顔をひっかいてあざだらけになったり(笑)
でも、すぐに治っちゃうのが赤ちゃんのすごいところ。
手は握っていることが多いですが、ママの指などが触れるとつかむようにする原始反射がみられます。
足は床に付けてあげると歩く動作をする原始歩行もみられます。
また3~4ヶ月頃までは伸ばす筋肉より曲げる筋肉の方が強いため、腕はW字、足はM字の体勢をとっています。
最後に
赤ちゃんの体って本当に興味深いですよね!
この時期だけ見られる原始反射もあるので、ぜひ新生児期に試してみて下さい。
そして、より良い子育てにぜひご活用してください(๑•̀ㅂ•́)و✧
ブログランキングに参加しています!応援クリックお願いします٩(๑>ω<)۶